インフルエンザワクチンはお早めに!
本格的な寒さがやって来ました。
国立感染研究所の報告によれば、今シーズンのインフルエンザの発生は(学校、保育園など)、北海道が圧倒的に多くなっています。
11月17日現在で、約350人の発症ですが(第二位は埼玉県で約60人)、寒さと空気の乾燥に伴い、これから本格的な流行がやってくると思われます。
インフルエンザはいわゆる「風邪」の仲間ですが、ふつうの「風邪」と違い、高い熱が出やすく、身体のだるさなどの全身症状が強いことが特徴です。
また、感染力が強いこと、小児や高齢者では、肺炎などの生命にかかわる合併症が起こりやすいことなどもふつうの風邪との大きな違いと言えます。
インフルエンザにかからないようにするには、マスクの使用やうがい、手洗いなどでインフルエンザウイルスの侵入を防ぐことが大切ですが、ワクチンを打つことも有効な予防法です。
昨年の新型インフルエンザに対しては、国産ワクチンは70%の有効率と報告されています。
今年のワクチンは従来のソ連型に代わって、香港A型、B型に新型を合わせた3価ワクチンとなっており、高い有効性が期待されます。
本格的な流行の前に早目のインフルエンザワクチンの接種をお勧めします。