乳がんなんかに負けられない
乳がんの患者さんが増えています。
欧米の半分の発生頻度とはいえ、日本でも乳がんの患者さんは右肩上がりで増えており、女性のがんのトップとなりました。
実はわたしも、大変お世話になった方、大事な方、二人を乳がんで失いました。
お二人とも、50代。 仕事に一生懸命で、回りの信頼も厚く、これから一層、キャリアを積んでいこう、というときでした。
おひとりは、わたしの先輩の女医さんでした。
わたし自身がいつ、乳がん患者となっても不思議ではありません。
忘れられない本に、千葉敦子さんというアメリカ在住のジャーナリストが書いた、「乳がなんかに負けられない」があります。1980年代の本です。
彼女の乳がんに対する闘いはまさに「壮絶」なものでした。
当時はまだまだ、診断でも治療でも、十分な時代ではなく、たとえば、今は診断の第一歩である「マンモグラフィー」もありませんでした。
乳がんはほかのがん以上に、早期発見で克服できるがんです。
女に生まれた以上、「乳がんなんかに負けられない!!」
みなさん、必ず検診を受けましょう。